top of page

【その2】次亜塩素酸ナトリウム vs 次亜塩素酸水

  • Haccp WATER
  • 2021年2月15日
  • 読了時間: 1分

前回の続きで、今回は効果です。


次亜塩素酸水の販売サイトでは


次亜塩素酸ナトリウムに比べて○○倍除菌効果が高い。


この様に書かれていますが、あれは何を根拠にしているかというと

作用する成分が違う点からです。


次亜塩素酸水の中には、2つの酸化力を持つ成分が主に含まれています。

1,次亜塩素酸(HOCl)

2,次亜塩素酸イオン(Cl⁻)


この2つの成分は「酸化力」が大きく違い

加えて、含まれる量が変化します。


先ず、効果を発揮する酸化力ですが、

その力をイメージで表すと、

次亜塩素酸>>>>>>>>>>>>次亜塩素酸イオンぐらいです。

その差は数倍〜数十倍ともいわれています。


次に、2つの成分は溶けている液体のpH影響を受け

溶存率が大きく変化します。


アルカリ性→次亜塩素酸イオン(Cl⁻)が多い。

酸性→次亜塩素酸(HOCl)が多い。

そして、さらに強酸性に傾くと塩素ガス(Cl2)に変化します。


欲しい成分は次亜塩素酸です。

次亜塩素酸は、pH5付近で最大化しほぼ100%となります。

【出典:厚生労働省 次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの同類性に関する資料】



このことから、

次亜塩素酸水選びではpHが重要な指標となります。

効果と安全性の高いpH域は5.5〜6.5と一般的に言われています。

このpH域を目安にご購入と利用をお勧めます。


最新記事

すべて表示
次亜塩素酸水を選ぶポイント(購入編)

次亜塩素酸水は、正しく利用すれば大変使いやすいもので、 抑えておくべきポイントもそれほど難しいことはありません。 基本的なポイントは、厚生労働省でもまとめられています。 今回はその「購入時」についてご紹介です。 次亜塩素酸水を購入するときのポイント...

 
 
 

Comments


Commenting on this post isn't available anymore. Contact the site owner for more info.
bottom of page