前回の続きで、今回は効果です。
次亜塩素酸水の販売サイトでは
次亜塩素酸ナトリウムに比べて○○倍除菌効果が高い。
この様に書かれていますが、あれは何を根拠にしているかというと
作用する成分が違う点からです。
次亜塩素酸水の中には、2つの酸化力を持つ成分が主に含まれています。
1,次亜塩素酸(HOCl)
2,次亜塩素酸イオン(Cl⁻)
この2つの成分は「酸化力」が大きく違い
加えて、含まれる量が変化します。
先ず、効果を発揮する酸化力ですが、
その力をイメージで表すと、
次亜塩素酸>>>>>>>>>>>>次亜塩素酸イオンぐらいです。
その差は数倍〜数十倍ともいわれています。
次に、2つの成分は溶けている液体のpH影響を受け
溶存率が大きく変化します。
アルカリ性→次亜塩素酸イオン(Cl⁻)が多い。
酸性→次亜塩素酸(HOCl)が多い。
そして、さらに強酸性に傾くと塩素ガス(Cl2)に変化します。
欲しい成分は次亜塩素酸です。
次亜塩素酸は、pH5付近で最大化しほぼ100%となります。
【出典:厚生労働省 次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの同類性に関する資料】
このことから、
次亜塩素酸水選びではpHが重要な指標となります。
効果と安全性の高いpH域は5.5〜6.5と一般的に言われています。
このpH域を目安にご購入と利用をお勧めます。
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