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オゾンの話

  • Haccp WATER
  • 2021年9月22日
  • 読了時間: 2分

先日こんなニュースが流れてきました。


「除菌消臭器に使われる「オゾン」は安全? 日本オゾン協会にきいてみた」



「オゾン」という名前は

耳にしたことがあると思います。



オゾン層

オゾン浴

オゾン水

など。





オゾン(O3)とは、

酸素原子が(O)が3つ結合したものです。


無色透明で空気より重い気体ですが、独特のにおいがあります。

ギリシャ語の「匂う(OZEIN)」が語源だそうです。


強い酸化力をもち、

除菌(殺菌)、消臭、漂白、工業製品の洗浄去などに用いられています。


除菌剤という点では、

・抜群の効果を発揮しながら、

・残留毒性の心配がなく、

・ふき取りや洗い流しも不要。

また、空気より重い気体のため室内に充満させると、

モノや什器の裏・隙間まで入り込み、隅々まで行きわたる。


この点が長所として上げられます。


反面


・高濃度次第では、人畜とも健康被害がでる。

・極めて不安定で生成後数十分で使い切る必要があり、

水にも溶けますが、アルコールや次亜塩素酸水の様に「スプレ―容器に入れて」と言う訳にはいきません。


あと意外に多いのが

・金属部の錆びです。


オゾン除菌も効果は濃度と時間に比例します。

しかし、気体×不安定×高濃度ではリスクが高い。


といったことで、なかかな使い手を選ぶ代物です。


弊社では取り扱っていませんが、オゾンはコントールできれば

良いものだと考えています。

繰り返しですが「残留しない」というのはのが本当に良いですね。


プロの現場で多く利用されてきました。

その中でも、塩素系と異なる点は

動物にも強く影響することから「食品工場や飲食店などの害虫駆除」



逆に、魚類への影響が低いため

「養殖場の水質管理(殺菌)」などに使われている点が特徴的です。



オゾンに限らず除菌剤には一長一短があります。

それぞれの特性を知り、用途にあったものを選びましょう。


 
 
 

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