先月、厚生労働省から「次亜塩素酸水の空間噴霧」について、事務通達が出されました。
【厚生労働省事務連絡】
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内容抜粋は以下です。
「5.(補論)空間噴霧について」における「消毒剤や、その他ウイルスの量を減少させる物質」に該当する製品が、健康影響のおそれがあるものかどうかについては、各製品の安全性情報や使用上の注意事項等を確認いただき、消費者に御判断いただくものと考えております。
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この通達を受けて、各メーカーからは様々なコメントが出されております。
弊社としましては、
「これまでのネガティブな表現が柔らかくなった」点は前進と受け止めながらも、
今回も、基準値の記載がなく解釈の余地を大きく残している点は慎重に捉え、
これまでと変わらず、適正なご利用を前提にご提案を続けてまいります。
さて、空間噴霧に関しては、
個々の使用環境によって大きく条件が変化するため
一様に表現することが難しい実情があります。
しかし、厚労省特設ページにも記載されている通り、各メーカー独自に
数値化を試みている動きは続いています。
大手でも、ニプロ㈱社から自社製品に関する
興味深いエビデンスが8月に出されています。
室内プールと同程度の低い空間塩素濃度(0.02〜0.03ppm)で
空間中の浮遊菌/ウイルスの減少を確認したという報告です。
【ニプロ社プレス】
https://www.nipro.co.jp/news/document/210818.pdf
これらの結果をもって「効果がある」と断言することは法的にも適いませんが、
エビデンスとして発表されています。
中でも「室内プルーでは、空間中の環境菌が一般環境よりも低い」と言う内容は
安全性を考える点で、個人的に大変興味深い内容だと考えています。
このようなエビデンスが今後も多く出され、次亜塩素酸水の使用が
より適切で有用なものなればと考えています。
※ニプロ社および当該製品と弊社の関連は御座いません。
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