top of page
  • Haccp WATER

アデノウイスはアルコールが効きにくい??

海外で『幼い子供を中心に広がっている珍しい肝炎』の件、

ここ数日『アデノウイルスが関係している可能性が高い』というニュースが出始めました。


そのニュースの最後にアナウンサーが


「アデノウイルスには、アルコールが効きません(にくいです)」


補足している場面をしばしば目にします。



これは、ウイルスには

「エンベロープウイルス」と

「ノンエンベロープウイルス」という

構造の異なる2種類が存在するためです。


エンベロープとは、ウイルスの外側を覆う膜のことで、

この膜を「持つ/持たない」で大きく2分されます。

 

(一般的に)

アルコール消毒の有効性は以下といわれています。

▶エンベロープウイルス→

▶ノンエンベロープウイルス→(ないしは△)

 

アデノウイルスは、後者の

「ノンエンベロープウイルス」であるため、

アルコールが効きにくいとされている理由です。


他にこれに属すのが「ノロ」「ロタ」ウイルスなどがあります。


一方、アルコールが効果的なエンベロープウイルスには、

コロナウイルス、インフルエンザウイルスがあり

新型コロナウイルスの感染対策にもアルコールが推奨されています。


次亜塩素酸は「有機物に反応する」ため、

どちらの種のウイルスにも有効です。


いずれにしても、手洗い・うがい・マスクなどの基本的な対策をしっかり行い、

免疫を下げないように健康的な生活を送りましょう。


※本内容は、2022年4月28日段階で報道されている内容をもとに記載しております。

そのため、調査段階の「可能性」を前提にした不確実性がある内容を含みます。

閲覧数:7回0件のコメント

最新記事

すべて表示

最近の業界ニュース

次亜塩素水関係で、気になるニュースが2つ流れてきました。 【3/7】三重大学 嶋田 千里さんが 日本防菌防黴学会 第48回年次大会にてポスター賞を受賞 テーマ:『シリコーンゴム透過性を利用した非解離次亜塩素酸の抽出と殺菌への応用』 難しそうな内容で、詳しくは書けませんが... 次亜塩素酸水の可能性が広がる発見ということで 受賞おめでとうございます!!! https://www.mie-u.ac.j

花粉に次亜塩素酸水

花ぐもり 花冷え 桜前線 桜の開花が待ち遠しい季節になりました. 「以前のようなお花見ができる春が早く戻ってきてほしい」と、切に願っております。 その桜満開までのしばらくの間、スギ花粉のピークがやってきます。 一転、憂鬱な季節ですね。 日本気象協会の花粉飛散情報では、関東以西地域は「非常に多い」という予報が出ていました。 規則正しい生活で免疫機能を正常に保つ。 マスクなどの防護をする。 手洗い洗顔

次亜塩素酸水メーカーのコンプライアンス

我々の業界では、特に意識しなければならない法令が2種あります。 今でも「抵触するのでは??」と感じる広告・表現に出会います。 残念ではありますが、徹底されているとは言えません。 ■薬機法■ 医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器、再生医療等製品についての安全性と有効性の確保と危害の防止を目的にした法律。 ≪抵触の可能性がある例≫ 〇〇菌/▲▲ウイルスに効く。 (〇〇・▲▲が特定の名称) 消毒/殺菌

bottom of page