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オゾンの話

先日こんなニュースが流れてきました。


「除菌消臭器に使われる「オゾン」は安全? 日本オゾン協会にきいてみた」



「オゾン」という名前は

耳にしたことがあると思います。



オゾン層

オゾン浴

オゾン水

など。





オゾン(O3)とは、

酸素原子が(O)が3つ結合したものです。


無色透明で空気より重い気体ですが、独特のにおいがあります。

ギリシャ語の「匂う(OZEIN)」が語源だそうです。


強い酸化力をもち、

除菌(殺菌)、消臭、漂白、工業製品の洗浄去などに用いられています。


除菌剤という点では、

・抜群の効果を発揮しながら、

・残留毒性の心配がなく、

・ふき取りや洗い流しも不要。

また、空気より重い気体のため室内に充満させると、

モノや什器の裏・隙間まで入り込み、隅々まで行きわたる。


この点が長所として上げられます。


反面


・高濃度次第では、人畜とも健康被害がでる。

・極めて不安定で生成後数十分で使い切る必要があり、

水にも溶けますが、アルコールや次亜塩素酸水の様に「スプレ―容器に入れて」と言う訳にはいきません。


あと意外に多いのが

・金属部の錆びです。


オゾン除菌も効果は濃度と時間に比例します。

しかし、気体×不安定×高濃度ではリスクが高い。


といったことで、なかかな使い手を選ぶ代物です。


弊社では取り扱っていませんが、オゾンはコントールできれば

良いものだと考えています。

繰り返しですが「残留しない」というのはのが本当に良いですね。


プロの現場で多く利用されてきました。

その中でも、塩素系と異なる点は

動物にも強く影響することから「食品工場や飲食店などの害虫駆除」



逆に、魚類への影響が低いため

「養殖場の水質管理(殺菌)」などに使われている点が特徴的です。



オゾンに限らず除菌剤には一長一短があります。

それぞれの特性を知り、用途にあったものを選びましょう。


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